オンラインショッピングやネットオークションは、自宅で手軽にショッピングができるので大変便利ですが、
実際に相手と会って商品を購入するわけではないので、本当にその相手や企業が実在するのか、信用できるのかという部分で問題があります。
また、クレジットカード番号・氏名・住所・電話番号などの個人情報を送信しなければならないため、それらの情報が悪意ある第三者に漏えいする危険もあります。
そのような被害にあわないためにも、オンラインショッピングなどのサイト上で個人情報を送信される際は、以下のことを心がけましょう。
相手が信用できるかどうか見極める
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「有名な企業で実績がある」「みんなが利用している」「雑誌などで頻繁に取り上げられている」などが信用度を測る基準になります。
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2005年4月から全面施行された個人情報保護法では、個人情報を収集するときには必ず利用目的を明らかにし、その範囲を超えて個人情報を利用してはいけないと定められています。利用目的に関する記述がなかったり、記述の内容があいまいだったりするサイトに個人情報を送信するのは控えましょう。
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アンケートなのに住所・電話番号などの入力が必須になっているなど、必要以上の個人情報を求めてくるサイトの利用は控えましょう。
SSLを使っているサイトを利用する
個人情報を送信するときには、暗号化の仕組みをもつサイトを利用しましょう。暗号化は、SSL(Secure Sockets Layer)という技術が一般的に普及しています。SSLを使っているサイトとの通信の内容は暗号化され、通信途中で第三者にその内容が読み取られる危険性がありません。
SSLを使っているサイトかどうかは以下の方法で判断できます。
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サイトにアクセスしているときの、ブラウザのステータスバーを見て判断します。
SSLに対応しているサイトならば、鍵や錠のマークが表示されます。
↑鍵マーク(Microsoft Edge)
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サイトにアクセスしているときの、ブラウザのアドレスバーを見て判断します。
SSLに対応しているサイトならば、アドレスの最初が「https」となります。
SSL通信を行っていても、SSLの証明書が信頼されていない認証局より発行されたものであったり、有効期間が切れている証明書を使っていると、アクセス時にセキュリティの警告が出ることがあります。
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SSL証明書の内容は、ステータスバーの鍵・錠のマークをダブルクリックすると表示することができます。 |
この場合は、証明書の信用度そのものが疑わしいので、個人情報の送信には十分な注意が必要です。